ホームレスが売る本「ビックイシュー」の内容が予想以上に面白かった!

路上で怪しい本を売っている人を見たことはありませんか?

あの、海外の大物俳優などが描かれている雑誌です。

あれ実はホームレスの人達の自立を支援してい団体が発刊している「ビッグイシュー」という本なんです。

私も今まで知らなかったですし、もちろん買ったこともありませんでした。

でもこれ案外内容が充実しているんですよ!

さらに、調べてみてわかったんですけど、買って読むこと自体が社会貢献に繋がるんですよね。

今回はこのビックイシューについて少しでも皆さんに知ってもらいたいなと思い、この記事を書いてみたので参考にしてみてくださいね!

「ビックイシュー」はホームレスの自立を応援する事業

ビックイシューは1993年にイギリスで立ち上げられ2003年に日本に創刊された、ホームレスを支援する事業だそうです。

ただこのビックイシューは他の団体とは少し違っていて、炊き出しや物資支給を行うのではなく、ホームレスに仕事を与えることで彼らの自立を促している団体です。

やはりただご飯をあげて住む場所を提供するだけでは、いつかは元のホームレス暮らしに戻ってしまう可能性がありますからね。

普通の団体がホームレスの「今」を支えるのに対して、ビックイシューはホームレスの「未来」を支えている事業と言えるかもしれません。

 

日本での販売場所は、北海道・宮城・東京・神奈川・愛知・石川・京都・大阪・奈良・兵庫・岡山・福岡・熊本にまで広まっているほか、世界10か国でビックイシューの販売がされています。

⇒ビックイシュー販売場所

世界各国のビックイシューはそれぞれ独立した雑誌なのですが、それぞれ協力体制が整っており情報や記事の提供がなされているそうです。

だから、ビックイシューでは世界各国のニュースや時事が見れるんですね。

料金と発行日について

ビックイシューは1冊350円で購入することができ、発行日は毎月1日と15日の2回あります。

各販売者は最新号だけではなく、バックナンバーも所有している場合があるので「あの号が読みたい!」という場合にも彼らに声をかければその場で手に入れることができるかもしれません。またなかった場合でも、販売者に予約すれば、彼らが取り寄せてくれるなんてサービスもあります。

 

また、販売者がいないすべての市区町村では、ビックイシューの配送による定期購読が可能です。販売者がいる地域では、彼らの利益を出すためにも、定期購読をすることはできないので直接買いに行くようにしましょう。

バックナンバーは5冊から取り寄せが可能です。これは地域に住む人でもできるので、1冊買って面白かったら、バックナンバーも読んでみてもいいと思います。でも、販売者が近くにいる場合は彼らに声をかけて予約してみることをオススメします。

⇒ビックイシューバックナンバー

ビックイシューを売ることがホームレスの仕事

ビックイシューは定価350円で販売されており、そのうちの180円がホームレスの収入になります。

最初の10冊は無料で受け取ることができますが、その後は1冊170円で仕入れて、販売する仕組みになっています。

 

最初に援助はありますが、その後はまさに「仕事」といえますね。

その後はこの仕事を通して稼いだ資金をもとに、⓵路上生活からの脱出、⓶賃貸を借り住所を持つ、⓷就職活動を始めるまでホームレスの生活水準を引き上げることをビックイシューは目標としています。

販売員について

ビックイシュー販売者には以下の行動規範が定められています。

1.割り当てられた場所で販売します。
2.ビッグイシューのIDカードを提示して販売します。
3.ビッグイシューの販売者として働いている期間中、攻撃的または脅迫的な態度や言葉は使いません。
4.酒や薬物の影響を受けたまま、『ビッグイシュー日本版』を売りません。
5.他の市民の邪魔や通行を妨害しません。 このため、特に道路上では割り当て場所の周辺を随時移動し販売します。
6.街頭で生活費を稼ぐほかの人々と売り場について争いません。
7.ビッグイシューのIDカードをつけて『ビッグイシュー日本版』の販売中に金品などの無心をしません。
8.どのような状況であろうと、 ビッグイシューとその販売者の信頼を落とすような行為はしません。

販売員は上記の行動規範を守りさえすれば、比較的自由に仕事をすることができます。

例えば服装も自由だし、販売日時なんかも自由。

だからこそ彼ら自身が考え、その考える過程を通して元の生活を取り戻していくことが可能になるのだと思います。

ビックイシューの内容

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内容はおそらく皆さんが思っている以上には面白いものとなっていると思います。

2016年1月15日発行の内容で私が特に面白いと感じたページの題を3つ挙げるとすると以下になります。

『貧困のない世界を創造することは難しい。それでも、私たちは闘わなければー教皇フランシスコ』

『便利屋事業で、高齢者の「手」となり、タクシー・バス事業で「足」となる』

『My Opinion-販売場所のそばのレストランに就職。』

特に3つ目のMy opinionで紹介されているイギリスの元ビックイシュー販売者が住居を構えて、就職まで至る経緯を取材した記事はとてもタメになりました。

人生は偶然の一致で良い方向にも悪い方向にもいってしまう。だからこそ「常に最善を尽くすこと。どんなことが待ち受けているか分からないから」と人生を良い方向に変えた、この元販売者は語ったのでしょう。

その他にも、表紙を飾っている『ジョニー・デップのインタビュー』の記事やや世界のマイナーニュースを扱った『世界短信』など幅広い内容が取り上げられています。

 

基本的にビックイシューは、マイナーな事業やニュースを紹介してくれるので、今まで現実世界でもネットでもなかなか知ることのなかったことを知れる良い媒体となっています。

内容が面白くなければ買う人は「ボランティア精神」でだけで動いていることになります。それだと、定期的に買う人はかなり少なくなってしまうでしょう。

だからこそ内容を面白くして購入者が「自分が読むために買う」ところまで、このビックイシューを押し上げることによって、販売部数を増やす、ひいてはホームレス支援に繋げるといった心意気がうかがえるような内容になっています。

ビックイシューを購入する意義について

私はこれからもビックイシューを定期的に買っていこうと思っていますが、「ホームレスの支援のために」買いたいわけではありません。

むしろ「自分が読みたいから」買います。

もちろん自分がビックイシューを購入して、読み続けることが社会福祉に繋がるという意識はありますが、それだと大半の人が読むのを途中で辞めちゃうと思うんですよね。

だからこそビックイシューは読者に対して「面白い」「また買おう」と思うものを記事にしています。

下手にボランティア精神を出そうとすると購入する時に、こっちも気張っちゃいますしね。自然に本を買う気持ちで販売員の方に声をかければいいと思います。ビックイシューを買うために。

 

あと私自身もそうだったのですが、おそらく多くの人も「ホームレスの人って何か怖いな」っていう感情を持っていると思います。

でも実際に話してみるとそんなことはないんですよ!

私は1人の販売員からしか買ったことがないのですが、彼はとても礼儀正しく、購入後は「ありがとうございます」とこちらにも感じ取れるくらい心を込めて感謝の言葉を投げかけてくれます。

 

暑い日も寒い日も朝から夕方頃まで同じ場所に立ち続けて、疲労が溜まっているのに感謝の気持ちを忘れない。

そんな親切な方達もいるのです。

 

是非、次回ビックイシュー販売員の方を見かけたら、少し話してみてください。

きっと良い意味で1つの固定観念がなくなると思いますよ。

⇒ビックイシューホームページ

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