一昔前に中二病って言葉流行りましたよね?
うわー、あいつ中二病じゃん、だっせー。
このような言葉をよく聞きました。
最近では、あまり聞かなくなった言葉ですが今でもたまに聞くことがあります。
それに日本人の頭の中には、この「中二病=ダサい」という考え方が根付いているように、僕には感じられます。
そんな世の中だからこそ、僕は声を大にして叫びたい。
「少年よ、中二病であれ」、と。
中二病とは?
中二病(ちゅうにびょう)は、中学2年生(14歳前後)で発症することが多い思春期特有の思想・行動・価値観が過剰に発現した病態である。
多くは年齢を重ねることで自然治癒するが、稀に慢性化・重篤化し、社会生活を営む上で障害となることがある。特異的な身体症状や臨床所見は見出されていない。-ニコニコ大百科より
思春期の時期に見られる、おかしな考え方や行動。これが中二病ってことですね。
この中二病って言葉、もともとは『伊集院光 深夜の馬鹿力』で『かかったかな?と思ったら中二病』というコーナーで、リスナーをバンバン中二病判定していったのが、始まりらしいです。
それがネットの世界で広まり、いつのまにか世間一般でも使われる言葉になっていくようになったんですね。
中二病はダサくない
中二病は一般的にダサいものと考えられています。
でも本当にダサいんでしょうか?
確かに変な方向にこじらせてしまったら、だんだんとダサくなっていくのかもしれません。
でも実際には、そんな方向にこじれていく人ってまれですよね?
現状、ほとんどの人がそこまでおかしな考え・行動をしていないのに、中二病という言葉でバカにされ、自分自身もそのレッテルを張られるのが嫌で、世の中と同じ方向を向くようになっています。
ここに僕は日本社会の弊害を感じています。
どうしても、大多数と同じ考えや行動をしていなかったら「あいつはおかしなやつだ」というまなざしで見られます。
そのように見られるだけではなく馬鹿にされるんですよね。
「お前はみんなと違う」「ダッサ」「。。中二病だね」。
僕はそんなことを言うやつらに声を大にして叫びたい。
「中二病はダサくない!」、と。
以下、超絶すごかった人達は、もれなく中二病だったことを証明しよう。
中二病で世界を変えた男たち
●織田信長
もう完璧中二病的思考の持ち主ですよね。
そして信長が「尾張の大うつけ」と呼ばれていたことからも分かるように、この時代から中二病はバカにされていました。
というか周りと違うやつがいつの時代でもバカにされるのは当然なのかもしれませんね。
信長の中二病エピソードとして名高いと僕が勝手に思っているのが「桶狭間の戦い」。
いや、これバカでしょ!単純に考えて。
今川軍約2万5千人に対して信長は2千人程度の兵で攻めたらしいですよ。
作戦があったとしても、どう考えてもバカでしょ!!
すいません、ついバカにしてしまいました。。。
こんなバ。。すごい信長は、天下統一一歩手前まで突き進んでいきました。
●ガンジー
船旅で出会ったドイツ人の持っている望遠鏡に対してそのようなものがあるから欲望が止まらないので捨てるべきであるとして言い争いになったが、最終的には望遠鏡がなかったらそもそもこのような言い争いになることはなかったと説き伏せ海に望遠鏡を放り投げた。-wikipediaより
いやもう発想がヤバいでしょ。
それに殴ってくる相手に反撃もせず逃げもしない、って発想も普通に考えておかしいでしょ。怖すぎるw
でもそんなありえない発想が徐々に民衆にも受け継がれていき、最後にはまさに歴史を変えた。
それにしても、人のもの勝手に捨てちゃうってヤバいでしょw
●スティーブジョブス
⇒iPhoneの生みの親「スティーブ・ジョブズ」の伝説的なエピソードまとめ
もう完璧なる中二病。
上のサイトから引用させてもらうと、
ジョブズはアタリ社で働いているとき、「不潔」を理由に夜勤に変えさせられました。ほとんどお風呂に入らなかったり、社内を素足でぺたぺた歩いていたため、同僚から苦情が出ていたのが原因だとか。
このエピソードまさに中二病ですよね。
確かに素足で歩き回ってたりしたら、楽ですしそれっぽさはでます(笑)
でもそんなこと思ったって誰も実行に移したりしません。
でもジョブスなら実行できた。
他のこともそうですよね。
ジョブスが手掛けたプロジェクトや開発は普通に考えたら「ありえない」ことですよ。
だから周りからも否定されることも多く、会社を追い出されたりしてますからw
少年よ、中二病であれ
世界を変えてきた人達でも、最初は「あいつはバカだ」「あいつは中二病だ」って言われてたんですよね。
だって周りと違うことをやっているわけですから、周囲の人たちに受け入れられないのは当然です。彼らの行動を理解できませんから。
その声に負けずに周囲から制止されようともバカにされようとも地道に我が道を貫き通した人間だけが、世界を変えることができるのです。
でも今の日本はそういう人達にとって本当に生きにくい世界になっています。
ちょっとでも違うことをやろうものなら、す出る杭は打たれる理論で、すぐに周りと同調させようって力が働いてきますからね。
そして打っている側は、それを正義だと感じています。
ここがまた難儀な点ですよね。
でも僕はそういう出ている杭のような人間は嫌いじゃありません。というか好きです。
過去にあなたたちのような人が世界を変えてきたように、次はあなたたちが世界を変えていく番なのです。
その変化していく世界を僕は見たい。見てみたい。
だから僕はここに声を大にして叫ぶ。
「少年よ、中二病であれ」、と。