フィリピン留学に行く!と決意した後は学校選びになりますよね?
そしてその段階で同時に迷うのは授業時間ではないでしょうか?
多くの学校は2時間・4時間・6時間・8時間コースを設けていますが、どれが自分に合ったコースか考えたことはありますか?
僕がインターンシップとして働いていた学校では、「授業時間の変更をしたいんだけどどうしたらいいの?」なんて相談を受けることもありました。
もちろん、現地で授業時間を手軽に変更できればいいですけど、手続きとかは正直言ってめんどくさい可能性もあります。
だから、出発前に自分に合った授業時間を見極めておくことが大切なんです。
それに間違えた授業時間の選択は、効率の悪い結果しか生まないと僕は考えています。
今回はまずはフィリピン留学するうえで忘れないでほしいことを聞いてもらった後に、各授業時間はどんな人に向いているのかをまとめてみました。
目次
「伝わる」ことと英語を話すことは別物

英語ってめちゃくちゃな文法でも伝わるんですよね。
例えば、「水が飲みたい」と伝えたい時に、「water」といって後は飲むジェスチャーをすれば伝わります。
そして多くの人が「伝わる」ことに感激して、そこで自分自身を納得させちゃうんですよね。伝わるからいいや、って。
でも少し込み入った話になると急についていけなくなります。
当然ですよね?先ほどの水の話が伝わったのは、「英語」が伝わったのではなく「ジェスチャー」が伝わっただけですから。
このジェスチャーが伝わる、それでコミュニケーションが図れるということに気づくのは、もちろん大きな進歩ですし大切なことです。
でもあなたが留学に来た目的は何ですか、と僕はあえて問います。
多くの人が英語を話せるようになるため、と答えるのではないでしょうか?
だったら、ジェスチャーが伝わっただけで満足しないでほしい。
せっかくわざわざフィリピンに来たのなら、そこから「英語を話せる」レベルまで自分を高めてほしい。
そのために、必要なことは文法力と単語力です。
「英語を話せるようになった」に隠された罠
友達やネットの情報からこんなことを聞いたことはないでしょうか?
「文法とか単語なんてやらなくても英語話せるようになるよ!」
はい、確かに英語話せるようになった人もいると思います。
だけどそこには2種類の罠があります。
⓵ジェスチャーで伝わったことを英語が伝わったと勘違いしている
先ほども伝えましたよね。
意外とこういう勘違いしている人いるんですよ。
勘違いというか見栄を張っている場合もありますけどね。
よくこんなこと聞いたことないでしょうか?
僕もフィリピンに行く前は、留学経験者の話を聞いて「へーすごいな!話せるようになったんだ!」なんて思っていました。
でも今思うとほとんどの人がジェスチャー英語で「英語を話せる」ってことにしてたんじゃないかなと感じています。
もちろんもう一度言いますがジェスチャーで伝わることを知るのは良い経験だと思いますよ!
でもあなたが目指してるのはどこですか?って話です。
これが、「文法とか単語なんてやらなくても英語話せるようになるよ!」の罠1つ目です。
⓶長期間現地に滞在していた
3年間くらい現地に住んでいれば、そんな人でも話していくうちに学習することができるのである程度は話せるようになると思います。
何度も繰り返される会話を自然と記憶していって、気づいたら話せるようになっていた、ってパターンですね。
僕は1年間しか滞在していなかったので、実際のところどうなのかはわかりませんが、3年間くらい滞在していれば英語が本当に苦手な人でも、何とか話せるようになるんじゃないかな、と感じています。
でもたかが3か月や6か月の留学でそこまでいくのは難しいです。ましてや1か月でなんて無理があります。
少しは向上すると思いますけどね。
ほとんど英語話せなかった人が英語を話せるレベルにいくのはキツイと思います。
これが2つ目の罠です。
文法と単語などの基礎を身に着けることが大切

小学生くらいの子供なら吸収力が抜群に良いので、文法や単語を勉強しなくてもなんとかなるかもしれません。
でも大人が子どもと同じ方法で言語を身に着けようとしたら、かなりの時間がかかります。時間がもったいないです。勉強した方がましです。
まずはしっかりと勉強して文法・単語力を身に着けて、英語を体系的に理解する。
これが英語学習において1番の近道であると僕は経験上思います。
だからフィリピン留学に行く際にも、ただただ話していれば良いってワケじゃないんです。
しっかりと勉強する時間を取ることが大切なんです!(これを言いたいがために、今までつらつらと書いてきましたw)
ではそろそろ本題に入っていきます。授業時間は何時間が最適かについてですねw
結論から言うと4~6時間が最適
全ての人に、というわけではないのですが、多くの人にとって4~6時間が最適であると僕は今までの経験から考えています。
特に大学生は授業時間が一番長い8時間を選択してくる人が多かったのですが、多く授業を取れば取るだけ良いと考えるのはちょっと早計です。
とにかく英語を話せるようになるためには、スピーキングの授業のようなアウトプットももちろん大事ですが、それと同じかそれ以上に文法や単語を勉強してインプットしていく作業も大切です。
だから自分がどれだけ勉強に集中できるのか、今はどのレベルに自分がいるかを判断して授業時間数を決めていく必要があります。
これから、各授業時間数毎におすすめの人って形で紹介していきますね。
2時間=英語が全く分からない人向け
英語が全く分からない人は、最初はインプットに力を注いでください。
でもまぁ正直なところまずはフィリピンに来る前に中学レベルまでは英語を身に着けてからフィリピンに来た方がいいんじゃない?とは思います。
⇒フィリピン留学で結果を残したいなら留学前に絶対やっておくべき勉強方
どう勉強したらいいのかわからないって方はこの記事参考にして見てください。
せっかくフィリピンにくるならアウトプットとインプットのバランスを取ってほしんですよね。
だってインプットだけなら日本にいても十分にできちゃいますから。
でもそれでもフィリピンに来て英語を勉強すればモチベーションも上がるだろうし、自分がどれだけできないかを再認識する良い機会にもなると思うので、留学する価値はあると思いますよ!
でも留学前に文法や単語をある程度詰め込んでおくようにしましょうね!
そうすれば授業中も少しは話せると思うので、楽しめると思います。
4時間=中学レベルの文法・単語ならわかるという人向け
僕は多くの人は4時間でいいのではないかと考えています。
もちろんせっかくフィリピンに行くんだから、授業時間をなるべく多く取りたくなっちゃう気持ちはわかります。
でも単語や文法のインプットって本当に大切なんです。
だから授業中にアウトプットに集中しすぎて疲れちゃって、寮に帰ったら自習しない。なんてことだけは避けていただきたい。
中学レベルの基礎力がある人は、授業中にアウトプットに集中しつつ帰宅後もばっちし自習できる、4時間コースがおすすめです!
ちなみに授業中に文法を学びたいって方は、文法用語を英語で理解できるようにしておきましょう。
⇒フィリピン留学前に勉強しておきたい「文法用語」をまとめてみました。
少し時間を持て余しちゃうかもしれませんが、そんなこと言っている時間がもったいないですよ。
とにかく自習してください!
そして、周りには英語ができる留学生もいると思うので、その人にわからないところは聞いてみてもいいかもしれませんね。
他の留学生も、ほとんどの人が英語を学ぶことを第一の目標として留学してきている人だと思うので、お互いに切磋琢磨し合って自習にも力を入れていきましょう。
6時間=基礎力がある人向け
TOEICで650点ほど取れる基礎力がある方なら6時間コースを受けてアウトプットに力を注いでも良いと思います!
でも正直文法・単語力が650点レベルのアウトプットだけに力を注いでいたら、すぐに壁にぶち当たると思います。
その壁をぶち壊して先に進むには、基礎的な文法・単語力が必要です。
だからこそスピーキングなどのアウトプットと同時にしっかりとインプットの作業を進めていくことが大切です。
そして、フィリピン留学でスタートダッシュをぶちかますためには、最初から英語にある程度は慣れておくことが必要です。
英語を話すことに慣れるまでには時間がかかるんです。慣れるまでは自分の本来ならば話せるレベルの英語ですら話せません。
だから留学前にはオンライン英会話で事前準備を怠らないようにしてください。
⇒私が英語初心者にDMM英会話をあえておすすめしている3つの理由。
これをやっておくと、留学初日から英語漬けの生活ができるので、最大限の留学効果が望めます。
フィリピンに来て英語に慣れてきたと思ったら、帰国日なんてこともよくありますからね。
それじゃ「英語力を伸ばす」ではなく「英語に慣れる」ための留学になっちゃいます。それこそオンライン英会話で十分です。
留学中は英語にどっぷり漬かれる環境はあるので、それを最大限生かすためにも英語に慣れておく作業は事前にしておいた方がいいかもしれません。
8時間=基礎がほぼ完璧and短期留学な人向け
TOEICで800点くらい取れている人はスピーキングに力を入れることが「英語を話せる」ようになるための最短ルートだと思います。
それでももちろん授業の予習・復習は必要ですけどね!
とにかく英語を話して話して話しまくって、自分の単語・文法力を「使える」レベルまで落とし込んでください。
知識としての英語ではなく、使える英語を身に着けることに地価を入れましょう!
でも8時間などの長時間授業は本当に疲れます。
なので、1か月もしくは2か月間が最適な留学期間だと思います。
長期で留学したい方は、最初の1か月は8時間コース、その後は6時間コースや4時間コースという風にすればモチベーションも続くかもしれませんね。
実際、英語をある程度話せるようになったら、授業ではなく生の英語に触れていった方が得策です。
僕も外に出ることによって英語に対する抵抗感がなくなりましたしw
⇒英語を上達させるためには「お酒」と「ハプニング」の2大特効薬が重要だと思うんです。
先生達は日本人特有の英語の発音に慣れてますし、わかりやすいように話してくれますからね。
でも外部の人はそうとは限りません。
自分の英語力を特定の人にしか通じない英語から一般に伝わる英語にするためにも、どんどん外に出て生の英語に触れていくようにしましょう!
そのためにも8時間は人によってはちょっと長いかもしれませんね。
まとめ

留学に行くとなるとどうしても長時間授業を受けたくなる気持ちはわかります。
でも基礎ができていない人は、いくらアウトプットに力を注いでも早い段階で成長が止まってしまいます。
そうならないためにもインプットの時間をしっかりと確保することが大切なんです。
このことを忘れなければ、大きな成果を得られると思いますよ!
普段ならインプットの作業ってめんどくさくてやりたいとは思いませんけど、留学中は周りに同じ志を持つ仲間たちがいます。
彼らと励ましって、一緒に勉強できる環境がある。こんなところも留学するメリットですよね!
皆さんが最高にフィリピン留学生活を楽しんでくれることを祈っています!
相談などがありましたら遠慮なく連絡してくださいね!