世界で最も難民を受け入れている国はどこ?難民になる原因とかを調べてみた。

「難民」って最近ニュースでよく聞くけど、じゃあどこに難民がいて、どのような経緯で難民になるのでしょうか?

今回は、そんな僕自身がずっと疑問に思っていたことを調べてみました!

難民というと、ニュースでよく取り上げられるのは中東だけど、アフリカも大変なんですね。。。

難民ってどんな人?

難民とは、1951年難民の地位に関する条約第1条において以下のように定義されています。

人種、宗教、国籍、特定の社会的集団の構成員であること又は政治的意見を理由として迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために国籍国の外にいるものであって、その国籍国の保護を受けることができないかまたはそれを望まない者

日本に住んでいると難民をほとんど見かけないから、難民ってニュースにはなっているけどあんまりいないんでしょ?と思うかもしれません。

でも実は、今世界には「約6530万人」の難民がいるとされています。

 

6530万人ってどのくらいの規模か想像できますか?

国に例えてみるるとわかりやすいかもしれません。

 

2015年時点の人口調査によると、フランスやイギリスの人口が約6000万人なんだそうです。

そう考えると、難民の人達が1ヶ所に集まれば1つの巨大な国が作れちゃうほど、今世界には自分の生まれた国・自分の住んでいた国に住めない人達がいるんです

 

今回は、難民の人達が移動していく国、つまり難民受け入れ国にはどのような国があるのかを見ていきます。

今回の記事の以下ランキングと本文は『INSIDER MONKEY』の10 Countries That Have The Most Refugeesに依拠しています。

10位 チャド共和国 約36万9千人

チャドの東に位置しているスーダンおよび南に位置している中央アフリカからの難民が多いそうです。

南スーダンには日本からも自衛隊が派遣されているのでニュースを見ることが多いですよね。

スーダンに多くの難民がでている原因として、「南北スーダンの内戦」と「ダルフール紛争」が挙げられます。

一方、南アフリカで難民が発生している原因としては、10年以上にも渡る武力紛争があるそうです。

参考:わかる!国際情勢Vol.59 スーダン~多様性に満ちた国
参考:中央アフリカ共和国で新たな暴力により5万人が避難

9位 コンゴ共和国 約38万3千人


コンゴはチャドと地理的に近いことから状況も似ています。

チャドに多く見られる南アフリカおよび南スーダンからの難民者に加え、コンゴではブルンジ共和国からの難民も押し寄せてきています。

ブルンジでは政治的要因による暴力が、難民を生み出す主な原因であるそうです。

参考:悪化する暴力から逃れるため、5万人を超える人々がブルンジから避難

8位 ウガンダ共和国 約47万7千人


地理的な要因から、ウガンダにもチャド・コンゴと同じように、ブルンジや南スーダンからの難民が多くいます。

しかし、奇妙なことに世界で9番目に難民を多く受け入れているコンゴからの難民もウガンダにきています。

ウガンダは世界で最も政治的に腐敗した国であると言われており、ブルンジや南スーダンほどの危険はないにしても、ウガンダで暮らしている難民は依然として平穏な暮らしを遅れているとは言えないでしょう。

7位 ケニア共和国 55万3千人


ケニアはタンザニア・ウガンダ・南スーダン・エチオピア・ソマリアと国境を接しており、上記の難民受入国と同じような状況にある。

ケニアの周辺国の政治的状況を考えると、ケニアに多くの難民が避難してくるのは驚くべきことではないですね。

6位 ヨルダン 約66万4千人


ヨルダンは、サウジアラビア・イラク・シリア・イスラエル・パレスチナと国境を接していることから、難民が多く避難してくることは想像できますね。

一時的に国外に避難してる難民の人達も、いつかは自分の国に帰りたいと思うのは当然でしょう。

その結果、紛争などが起こっている国の周辺国に、多くの難民が避難してくる現状があります。

イラクはアメリカとの戦争経て、社会システムが成り行かなくなったこと、およびイスラム教の宗派間対立が難民を生み出す主な原因となっています。

参考:池上彰と歩く 日本ができる「イラク復興」

5位 エチオピア 約73万6千人


エチオピアは、エリトリア・ジブチ・ソマリア・南スーダン・ケニアと国境を接しています。

上記で説明した通り、これらの周辺国は深い問題を抱えており、多くの難民が安全を日々求めています。

エチオピアに73万人という難民が押し寄せていることも、地理的な要因から見ると納得がいきます。

4位 イラン 約98万人


イランは、アルメニア・アゼルバイジャン・トルクメニスタン・アフガニスタン・イラクと国境を接しており、特にアフガニスタンやイラクが周辺国にあることを考ると、避難してくる難民が多いことの原因がわかります。

アフガニスタンは、1979年のソ連軍の侵攻以来、混乱が続いており多くの難民が生まれる原因になっています。

参考:アフガニスタンの現状と問題

3位 レバノン 約110万人


レバノンへの避難民の多くはシリア難民です。

人口約400万人のレバノンにこれまで約100万人以上のシリア難民が流れ込んできました。

そのため、レバノン政府も難民受け入れの規制に乗り出しており、現在レバノンに滞在しているシリア難民達の多くも、吹きさらしの小屋に住むしかないなどの現状を強いられているようです。

参考:難民に苦痛を強いるレバノンの本音

2位 パキスタン 約160万人


パキスタンからの避難民の多くが隣国アフガニスタンの難民です。

アフガニスタンでは1979年に起こったソ連軍の侵攻、およびタリバン政府とアメリカを中心とする有志連合諸国との間で起こったアフガン紛争により、多くの難民がでました。

現在では、パキスタンで生まれたアフガニスタン難民が増えてきているようです。

参考:パキスタンのアフガニスタン難民

1位 トルコ共和国 250万人


トルコにはシリアからの難民が多く避難してきています。

またトルコは、シリアからEU圏であるギリシャへの通り道でもあります。

多くのシリア難民は、経済が比較的安定しているEU圏への非難を試みるのですが、EU側はトルコにシリア難民を送り返してきた現状があります。

そのため、トルコでは必要な支援を受けることができない難民達も数多くいます。

参考:EU:シリア難民のトルコ送還を停止すべき

日本人として「今」できること

難民に関するニュースを見ていたとしても、実際に自分が難民の人を見ているわけではないので、どこか他人事のようにかんじますよね?

でも日本にだって難民が暮らし始めているですよ?

 

そしてこれからは徐々にですけど、日本で生活する難民の人が増えていくと予想されます。

実際に、日本政府は国連から難民受け入れの拡大を要請されていますし、2017年からの5年間でシリアから難民の若者を、学生として最大で150人受け入れることも決定されているんですよ。

参考:難民受け入れ拡大、日本政府に要請 国連難民高等弁務官
参考:シリア難民、150人受け入れへ 日本政府、留学生で

 

そんな状況の中で、今、僕たち日本人ができることはなんなのでしょうか?

それは、難民の人達が難民とならざるを得なかった背景や現状を知ることだと思います。

 

これからは、実際に僕たちの住んでいる街に難民の人達が暮らし始めるかもしれません。

その際にもただ「怖がる」のではなく、彼らの背景を理解し、時には日本での生活に馴染めるように彼らに手を差し伸べることも必要でしょう。

 

日本に難民が一定数避難してきたとしても、日本社会に馴染むことができれば、彼らが犯罪などに手を染める可能性は少なくなります。

今僕たち日本人ができることは、世界で起こっていることを見て見ぬふりをするのではなく、きたるべき未来に備えて、しっかりと現状を把握することであると僕は思います。

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