最近、ニュースなどで「デング熱」という言葉をよく聞くようになりましたよね。
実際に、僕もマレーシア旅行中に同部屋だったドイツ人の男性がデング熱にかかっていました|д゚)
でもデング熱ってどのような病気って知っていますか?
また対策・予防方法はどのようにしたらいいのでしょうか?
結論からいうと、デング熱は「蚊」に刺されることによって伝染していくので、蚊に刺されなければひとまず安心できると言えます。
だから蚊に刺されない方法&自分で海外旅行中にもできる方法として「虫よけスプレー」を使用することを強くおすすめしますよ。手軽だしね。
虫よけスプレーを使えば絶対安心!というわけではありませんが、対策・予防にはなりますので、ぜひデング熱発症リスクが高い海外に旅行に行く際には、虫よけスプレーを活用するようにしてみてください。
目次
デング熱とは?
そもそも「デング熱」とはどのような病気なのでしょうか?
簡単に言うと、デング熱とは「デングウィルス」によって引き起こされる病気です。
そしてこのデングウィルスは「蚊」を媒介として、人から人へ伝染していくので、特に蚊が多い国に渡航する際には用心が必要です。
症状としては、発熱や頭痛、筋肉痛などインフルエンザと似たような感じで、最悪の場合は死に至る可能性もある病気です(重症化した場合、1%前後の死亡率)。
特に医療水準が高くはない国でデング熱が流行していることが多いため、できる限りの対策・予防はしておきたいところですね。
デング熱に対する特効薬はありません。
しかし、先ほども説明した通り重症化してしまうと死に至る可能性もある病気なので、発熱などの症状から「デング熱にかかっちゃったかな?」と思ったら、すぐに病院に相談してみることを強くおすすめします。
詳しくはデング熱|海外旅行と病気.orgをご参照ください。
デング熱の発症リスクが高い国
では、具体的にどの国がデング熱の発症リスクが高いのでしょうか?
上記画像によると、デングウィルスを媒介する蚊が発生しやすい、熱帯・亜熱帯地域での発症が多いです。
特に東南アジアでは、毎年雨季になるとデング熱が流行する傾向にあるので、渡航国が雨季の場合は細心の注意を払うようにしてください。
国名 | 雨季 |
---|---|
マレーシア(クアラルンプール) | 5月〜9月 |
ベトナム(ホーチミン) | 5月~10月 |
カンボジア(シェムリアップ) | 5月〜10月 |
ミャンマー(ヤンゴン) | 5月〜10月 |
タイ(バンコク) | 6月〜10月 |
フィリピン(マニラ) | 6月~11月 |
シンガポール | 11月~1月 |
インドネシア(バリ島) | 11月~3月 |
デング熱対策に効果的な虫よけスプレー
デング熱対策・予防となる虫よけスプレーを紹介していきます。
虫よけに有効とされる「ディート」を多く含む商品がおすすめですよ!
しかし、日本の商品の場合、ディートの含油量は「12%まで」と決められているので、より効果的なよけスプレーが欲しい方は、海外商品にも目を向けていきましょう!
もちろん健康被害などが多発しているような商品は紹介しないので、安心してください!
※ディートは過剰に使用すると健康被害に繋がります。特に子供への使いすぎは避けるようにしてください。
最強の虫よけ!【ウルトラソン】
※さっそくですが、虫除け「スプレー」ではありませんwでも効き目は抜群なので、1番におすすめします。アメリカからの並行輸入品で、ディート含有量は「33.34%」と日本製品の3倍弱となっています。
もちろん虫除け効果は抜群で、米軍も1980年から正式に採用しているほど信頼性の高い商品です!
継続時間は「約12時間」とかなりの長さで、汗や水にも流れにくい成分になっています。
とにかくこれを買って使えば間違いありません!世界的人気商品なので日本人にも愛用者は多く、並行輸入品ではありますが、比較的お手頃な価格になっているのも嬉しいポイントですね!
以下の注意点に気をつけて使用してください。
- 目の周辺には塗らないこと。
- 傷口や炎症箇所には塗らないこと。
- 子どもに塗る場合は、まず大人の手に出して薄く延ばしてから塗るようにすること。
- 何度も繰り返し塗り替えすことは避けること。
たとえ日本製の虫除けだとしても、上記のことは最低限守るようにし、使用方法もきちんと守るようにしましょうね!
日本製品ならこれ!【ムヒの虫よけ ムシペール】
「日本製品が良い!」という方は、ぜひ「ムヒ」を使用することをおすすめします。国内製品ですから、価格も安いのが嬉しいポイントですよね。
ディート含有量は12%と先ほど紹介した「ウルトラソン」には劣りますが、国内では最高クラスです。
「ムヒ」や「ヒビケア軟膏」で有名な池田模範堂から出されているのも安心ポイントです。
こちらの商品は、生後6か月以上の幼児から使用できる虫よけスプレーですが、もちろん用法・用量をしっかり守るようにしましょう!
赤ちゃんにも使える【アロベビー アウトドアスプレー】
肌が薄い赤ちゃんには、今まで紹介してきた「ディート」やその他の化学成分が有害になってしまう場合があります。でも、赤ちゃんって体温が高いですから、蚊の標的になりやすいんですよね。
かわいそう!だけど安心してください!
成分の「99%以上」が天然由来の虫よけスプレーがあるんです。
それがこの「アロベビーアウトドアスプレー 」なのですが、虫が嫌いなオレンジやレモンの成分を配合させることにより、虫除け効果を発揮しています。
できれば赤ちゃんはデング熱が流行している地域には連れていきたくはないですが、このような商品もあるので使用してあげてください。
暑いですが、外出する際にはなるべく肌の隠れる服を着せることもお忘れなく!
部屋に1プッシュだけ【蚊がいなくなるスプレー】
「蚊よけ」というか「蚊を退治」できちゃうスプレーです。寝る前などに虫よけスプレーを自分に塗るのってなんだか気が進みませんよね。
でも、蚊が多い海外には「蚊帳」を使っている家庭やホテルがあるほど、部屋の中にも蚊は侵入してきているんです。
だから、ホテルに着いたら観光に出かけえる前に、まずはこのスプレーを1プッシュしておきましょう!
Amazonの口コミを見てほしいのですが、かなり効果があることがわかりますよ!
海外旅行は何かとストレスが溜まるものです。せめて自分のホテルの室内くらいはリラックスしていたいですからね。
通常の虫よけスプレーと併せて使用することをおすすめします!
虫よけスプレーって飛行機に持ち込めるの?
結論から言うと「可能」です。
成田空港のホームページによると、虫よけスプレーの扱いは以下の通り「預け入れ荷物」にすればOKと書いてあります。
虫除けスプレー(直接肌につけるタイプ)は、基本的に預け入れの荷物にいれていただければ、持ち込みが可能です。よくある質問Q&A|
また客室内への持ち込みも以下の通り制限はありますが可能です。
可能(ただし、100ml以下の個々の容器で、それらの容器を1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れてください。)持ち込み禁止荷物リスト
つまり日本で購入した虫よけスプレーでも、とりあえず「預け入れ荷物」にしておけば、基本的に問題なく海外に持ち出すことができます。
その他のデング熱対策・予防
虫よけスプレーの話をしてきましたが、他にもデング熱を予防する対策はあります。
以下がその一例です。
- 肌の露出が少ない服装を選ぶ。
- サンダルでの行動を避ける。
- 水場にはあまり近づかないようにする。
- なるべく高層のホテルを選ぶようにする。
まぁ服で守りながら、隙間を虫よけスプレーでガードしていくという対策が誰にでもできる方法ですね!
まとめ
虫よけスプレーだけあればデング熱にはならない!というわけでは決してありません。
ですが、デング熱への対策・予防としては虫よけスプレーほど手軽な方法はないでしょう。
ぜひぜひせっかくの海外旅行を最高に楽しくするためにも、虫よけスプレーを1本は準備しておくようにしましょうね!